「たちあがれ日本」が、夏の参院選の比例代表に、元巨人の中畑清氏(56)と杉村太蔵前衆院議員(30)を擁立する方針を固めた。
絶好調男はともかく、タイゾーなんて、タナボタ当選した議員時代は、軽率な言動しか話題にならなかった人物だ。昨年の衆院選では「誰が何と言おうと北海道1区から出馬する」とタンカを切りながら、「勝てる見込みがない」と、戦わずして逃げた。
たちあがれ日本の結党時、応援団長の石原都知事は「年寄りばかりと言うのは簡単だが、30~50代の中に、この国を憂えている人間がどれだけいるのか」と息巻いていたが、まさか、このアンちゃんに手を差し伸べるとは……。
一体、誰が擁立を決めたのか。
「与謝野馨共同代表でしょう。議員当時、タイゾー君の後見人を買って出たのは、小泉元首相の秘書官だった飯島勲氏です。飯島氏は『与謝野シンパ』で、福田元首相が選ばれた総裁選では“福田憎し”から与謝野氏を総裁候補に担ぎ出そうとした経緯もある。飯島氏が『スギムラを頼む』と与謝野氏に連絡を入れ、与謝野氏も断るに断れなかったのでは」(政界関係者)
他の目玉候補には、文芸評論家の福田和也氏(49)や、社会学者の宮台真司氏(51)の名前も浮上している。
こちらは石原都知事との縁らしいが、元プロ野球選手から学者まで候補者はバラバラ。統一感はゼロだ。
「結党メンバーが、それぞれ勝手に候補を探しているのです。もともと、与謝野、平沼赳夫、園田博之……と理念も政策も違う寄せ集め集団だから、口説く候補者までバラバラ。候補者選定の基準もハッキリしない。政党としての体を成していませんよ」(政界関係者)
過去の例からみても、少数政党の比例選は100万票以上を獲得して、1人当選させるのが、やっと。国民の期待度ゼロの新党に、それだけの票は望めない。タイゾーの当選は苦しい。
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